カテゴリ:バイオグラフィーワーク



2022 · 04日 9月 2022
 移住を実現化するため、次に取り掛かったのは、八ケ岳周辺の諏訪圏域から北杜市小淵沢辺りまでの、定住可能なリゾートマンション、〇〇リゾート、〇〇の森、〇〇ビレッジ等々、管理別荘地の中古別荘、地元の不動産業者が扱っている中古住宅、古民家まで、検索に引っかかってくるサイトを手あたり次第、片っ端から見ていった。...

2022 · 03日 9月 2022
   いずれ忘れてしまうだろうから、今のうちに書いておこう。...


2021 · 27日 1月 2021
 八ヶ岳南麓に住まいを移してから一か月が経ちました。と言っても、その間、半分は愛知に戻っていましたので、ちょうど半々、山暮らしは超初心者のままです。それでも不思議なことに、最初はあんなに冷え切っていた家が、息づいたように暖かくなり、ブスブスと煙っていた薪ストーブも今ではご機嫌に家を暖めてくれています。急場しのぎで作った鳥の餌箱は今も健在。夜明けを待ちかねて小鳥たちが代わる代わる訪れます。今年一番の雪の朝、まばゆいほどの銀世界となりました。心が洗われるというのはこういうことを言うのでしょう。  薪ストーブの前で、揺らめく炎を見ながら柔らかな午後の日差しについ微睡んでしまう。目覚めたとき、自分があまりに幸福に満たされていて、急に罪悪感に襲われました。私、こんなに幸せでいいのかな。こんなに楽しくていいのかしら。今、世界中が抱えている問題から、自分がまるで乖離しているようで…。でもでも、すぐに思い直しました。これは今という瞬間、うれしいときに微笑むことのどこが罪なのか、と。 * * * もっと強く願っていいのだ わたしたちは 明石の鯛が食べたいと もっと強く願っていいのだ わたしたちは 幾種類ものジャムが いつも食卓にあるようにと もっと強く願っていいのだ わたしたちは 朝日の射す明るい 台所がほしいと すりきれた靴は あっさりと捨て キュッと鳴る新しい靴の感触を もっとしばし味わいたいと 秋 旅に出たひとがあれば ウィンクで 送ってやればいいのだ なぜだろう 萎縮することが生活なのだと 思い込んでしまった村と町 家々のひさしは 上目づかいのまぶた おーい 小さな時計屋さん 猫背を伸ばし あなたは叫んでいいのだ 今年もついに 土用の鰻と会わなかったと おーい 小さな釣り道具屋さん あなたは叫んでいいのだ 俺はまだ 伊勢の海も見ていないと 女が欲しければ奪うのもいいのだ 男が欲しければ奪うのもいいのだ ああ わたしたちが もっともっと貪婪にならないかぎり なにごとも始まりはしないのだ 茨木のり子「もっと強く」第1詩集『対話』より * * *  時々自分に問いかけます。いったい人間というものは、幸福というものに指がかかると不意に不安になるのはなぜ?その指を自ら外したほうが安心だったりもします。決して安穏と至福を貪っているわけでもないのに、突然、浚われて失うのではないかという恐怖。それならば初めから期待しなければ、がっかりすることもないでしょう、と。  でも本当にそうなのかしら。ほしい物はほしいと言って、その責任を引き受ければいい。  自分はこの程度と、道半ばで手放したり、幸福を半分に留めておいたりする必要はないのです。

2020 · 02日 12月 2020
 もう10数年前のこと。既に廃刊になってしまったけれど、毎月発行のアントロ関係の情報誌の巻頭頁に、小文を書いていた時期があった。連載の最終回、私はこんなことを書いた。...

2020 · 11日 5月 2020
外出自粛のおかげで家が片付く。 部屋の隅にずっと置き忘れていた箱を開けたら 出てくる出てくる 手紙の束、 あの箱もこの箱も手紙の山 よくぞ、これだけ取ってあった。 これだけもらっているということは 自分も同じくらい書いていたに違いない。 心のこもった手紙、 書いている人のまなざしが浮かぶ手紙、 もうこの世を去った母からの手紙。...

2020 · 10日 4月 2020
世界中が緊張に包まれているけれど、この瞬間にも、生まれてくる命がある。 歴史を振り返れば、戦時中にも同じことが言えたのだろう。 なぜ人は、選んだかのようにその時代に、生まれてくるのかしら。 詩人茨木のり子さんは二十歳に敗戦を迎えた。 「わたしがいちばんきれいだったとき」という詩は...

2020 · 30日 1月 2020
昨年の夏、私は70歳になった。 だからもう「アラ7」というよりも、立派な70代だけれど、まだまだ70代は初心者なので、老いのあれこれ、だからこそ日々出会う発見を、忘れないように書いておこうと思う。 あれっ、いつの間にか年下ばっかり、 と気づいたのは30代後半だったかな。...

2019 · 20日 6月 2019
ジュピター東海の取り組みとしてご紹介した、バイオグラフィーワークで読み解く、杉原千畝の企画「出会いの神秘」が近づいてきました。 今回の企画で、私自身は発表やワークを直接リードするわけではありませんが、企画を支える役目としても、杉原千畝の生涯の起点となった八百津町にある記念館は必見と、梅雨の晴れ間を縫って訪ねてきました。...

2019 · 02日 3月 2019
最近、私の周りでは、ご家族の介護が始まったり、あるいは親世代との別れを経験する方が増えてきました。振り返れば、私自身、50代に入って間もなく実家の両親の介護が始まりましたから、多くの人が50代から60代にかけて、そういう問題と直面せざるを得なくなるのでしょう。...

さらに表示する

バイオグラフィーワーク

個人セッション

養成コース

KREUZ-クロイツ

カレンダー

 パーソナルノート

http://kreuz7.blog70.fc2.com/ 
幸せのレシピ

https://kreuz7.exblog.jp/i14/