「茨木のり子の人生と詩の世界~おんなのことば」を終えて
2015年11月、ちょうど1年前ですが、
あいちトリエンナーレ2016パートナーシップ事業に選ばれた、
dialog7の企画「茨木のり子の人生と詩の世界~おんなのことば」は、
名古屋での開催に続いて、2016年初夏の東海、そしてこの度の関東と、計6か所で行いました。
当初はモリコロ基金を受けて、などと計画を立てていましたが
申請の相談会では、基金がなくてもできるね、と言われ、
結果は、あえなく沈没...そこでめげることもなく
さらに多くの協力を得て、無事に全行程を越えることができました。
ずっしりと重い、実りの時間
バイオグラフィーワークとポエトリーリーディングのコラボレーション
「dialog7」は、ここでひとつのピリオドです。
日頃、表現者として活動していない私が
茨木のり子さんだけではなく、自分自身と向き合う日々は、
振り返り、その折々の道すがらがすべて感謝の日々でした。
参加してくださった方々、支えてくださった方々、
皆様、本当にありがとうございました。
不思議なご縁で、関東最終日の会場は、たまたま茨木のり子さんの終の棲家の近くでした。
東伏見駅から南へ、下野谷遺跡公園を抜けてすぐのところ、書籍にも掲載されていた見覚えのある建物が。
住み手が居なくなって10年、表札もそのまま、紅白の山茶花が咲き、夏蜜柑がたわわに実っておりました。