私が小学校の頃、学校へ通う道の「ほとす川」の縁にはヤドリギをつけた木が何本も生えていました。
子ども心にヤドリギって、なんだか不思議、と思いつつ、当たり前のように見てきたのですが、アントロポゾフィー医学では、がんの治療にヤドリギ製剤を使うことを知ってからは、ヤドリギに出会う機会があまりないことを残念に思っていました。
ところが数年前、内宮にお参りした後、おはらい町にある赤福の店の川の向い側に、たくさんのヤドリギをつけた木が生えているのを見て、びっくり。
伊勢ってヤドリギが多いのかしら。だから今回も楽しみにしてきたのです。ほら、こんなに。
そろそろお昼時。それなら「すし九」で、てこねずしでしょ。これまで、家族と何回も来ていますが、お向かいで相席になった老年のご夫婦はやっぱり、地元の方。そう、地元の人が来るお店は美味しいと決まっています。「いつもは並ばなきゃいけないのに、今日は空いていて、あなた方、ラッキーですよ」とのこと。
お腹が一杯なのに「赤福」の前は素通りできません。香り高いほうじ茶と一緒にいただく、出来立ての赤福餅は格別です。おかげ横丁に入り、お土産に私の好きな「糸印煎餅」や海産物を購入し、ひろこさんは「豚捨」で伊勢肉を奮発!