ルネサンス後期の有名なイタリアの画家、ボッティチェリの「春(プリマベーラ)」1987年、私が初めてオイリュトミーの舞台公演を見た時、オイリュトミーってギリシャの神殿舞踊、この絵に描かれている、三美神の動きのようだと感じました。
以来30年余り、一愛好家として細々とオイリュトミーを続けてきたのですが、人間の限界を越えるような特別なポーズがあるわけでもないのに、いざ動いてみると、無駄に力が入ったり、バランスが悪かったり、ギクシャクしたり、からだの癖が出たりと、全く思うように動けないというありさま。けれどそこにこそ、意味を見いだすこともできるという不思議。
オイリュトミーはギリシャ語で「調和のとれた美しいリズム」を意味し、内面と外側が一致、調和しているということを指しますが、ミクロコスモスとしての人間のありようが、マクロコスモスの宇宙と調和している、とくれば、ちょっと、ぞくぞくしませんか。
思えば、あんなにオイリュトミーが大好きだったのに、寄る年波か、あるいは関心の優先順位が変わってしまったのか、最近ではすっかりモチベーションが下がっています。そんな私を叱咤激励...試すかのように7月はオイリュトミーラッシュ!!
7/12(木)ピーチ洋子 音楽オイリュトミー
7/26(木)マーレン・ストット ワークショップとデモンストレーション
7/28・29(土日) 横山守文オイリュトミー集中講座
こうなったら、もちろん3つとも参加しますとも。
以前から7月には横山さんのオイリュトミーがあることは決定しており、日程も空けていました。そこに飛び込んできた二つのワークショップ。ピーチさんは1月に続いての来日、マーレン・ストットさんは今回が初来日です。北海道を皮切りに、東京、京都での舞台公演、名古屋では公演ではなくワークショップとなります。
マーレン・ストットさんは、ニュルンベルクのオイリュトミー学校を卒業後、20年以上イギリスのオイリュトミー・トレーニングで教鞭をとりながら、ソリストとして、またイギリス国内の様々な舞台グループにて活動。2018年度には、ゲーテアヌムのオイリュトミーの芸術監督に就任。下記のユーチューブから、その一端をご覧あれ。
そして、名古屋オイリュトミーの会とは長いご縁の横山守文さん。もう20年以上のお付き合いにもかかわらず、ずっとインスパイアされ続けています。オイリュトミーを通して、またその範囲を超えて。
1990年から続いているオイリュトミー愛好家の会です。現在は年間に数回の集中コース開催ですが、新旧の区別なくオイリュトミー好きや関心のある人が集まって動いています。このサイトを運営していた頃は、「大好きオイリュトミー!」なんて大声で公言していました。(^^ゞ