外出自粛のおかげで家が片付く。
部屋の隅にずっと置き忘れていた箱を開けたら
出てくる出てくる
手紙の束、
あの箱もこの箱も手紙の山
よくぞ、これだけ取ってあった。
これだけもらっているということは
自分も同じくらい書いていたに違いない。
心のこもった手紙、
書いている人のまなざしが浮かぶ手紙、
もうこの世を去った母からの手紙。
それにしても、私、いつから手紙を書かなくなってしまったのだろう。
日付はほとんど古いものばかり。
ここ20年位ですっかり通信手段が変わってしまった。
ふと思う。もし私がいなくなって
こんな手紙が残されていたら、家族が困る。
そう思うと、忍びないけれど、自分で始末するしかない。
ありがとう。さようなら。
優しい気持ちだけを残して。
柔らかだったオーク(欧州ナラ)の葉がずいぶんしっかりしてきました。受粉した雌花がドングリになりかけてます